日本シリーズ第3戦 巨人●1-5○楽天(ぅ・ω・)ぅ
おいおいおいおいおい、ウソだろ、おい?
どーなってんだよー、なんだってんだよー?
則本相手は、ワンチャンスをものにして点をもぎとれた。
田中相手は、盛り上がるチャンスは2回はあった。
じゃあふたりより格が落ちる投手が出てくる東京ドームは、もっと点が取れるでしょ!
そう思った? 思ったでしょ?
ざんねーん。
.┌┐
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| ( ゚Д゚)< そんなバナナ よしもとばなな
|とi |う
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\_ヽ_,ゝ
U" U
おいおいおい、まだ田中や則本を相手にしたときに方が勝てる気がしたぞ?
テレビを見れば、楽天のいいとこしか映ってない。とにかく巨人のいいとこなんてなんもない。
簡単には凡退しない粘り、繋がる打線、積極的な走塁で、計13安打。毎回塁上をにぎわす楽天のランナー。まるでこちらを楽にさせてくれない楽天打線(いや、小山と今村はマジでがんばったよ)
反対に、策もなく淡白な打撃を繰り返して繋がらない打線に、三振と大きめのフライを繰り返すのみの中軸。4点差が10点差に感じるくらい重い。
笑顔がはじける楽天ベンチ。お通夜かと見まがうような巨人ベンチ。
「仙一のためならエンヤーコラ」と楽天先発・ミマさんの手から放たれるのは、魔性のカーブ。
フラッシュバックするのは、巨人打線のバットがくるんくるんした08年日本シリーズ。西武・岸のあのカーブ。
「えっ、あの時、そんなのなかったじゃん? 俺達、交流戦でミマさんから6点とってたんだぜ?」
とまどう巨人打線。岸の時と同じく、ローテの1・2番手ではない投手から喰らう思わぬ一撃。
こちらの先発といえば、日本シリーズ4戦3勝の優勝請負人・杉内俊哉がまさかの2回途中4失点降板。
投げるボールがほとんど終わってる。あんな杉内は初めてだ。ベンチで号泣の俊にぃ。
普通に打てないのなら物理攻撃でマウンドから引きずり下ろすしかないとばかりに、慎之助がミマさん本体にダイレクトアタック。
これで流れは変わるか、はたまた不格好でもシリーズで1本ヒットが出た慎之助が勢いづくかと思われたが、続く顔だけローンレンジャーと化したレイからおよそ得点できるとも思えない淡白な打撃を繰り返すのみ。
得点は二岡のライターでチ○毛に火がついた矢野のソロの一点のみ。
巨人打線は、本日は、慎之助、ロペス、由伸に今日は村田まで当たりがストップ。
逆シリーズ男(どころか逆ポストシーズン男)まっしぐらのロペス。
由伸は、一昨日の6回に田中相手に配球完ぺきに読んで四球で出た時はちょっと雰囲気あったんだけども・・・今日はまるで合わず3三振。
いろいろな意味で一番深刻なのは慎之助。
則本と田中の警戒ぶりで見ているこちらも騙されてしまっていたが、実は慎之助が完全に安全牌と化していることがこの第3戦で白日の下にさらされてしまった。
およそ昨年の日本シリーズを決める決勝打を放った男を同一人物とは思えないくらいに振りが悪い。
負けて悔しいというかそれ以前に、何もできない。「こら負けるわ・・・」と、ボーゼンとするしかない。
ともかく、東京であと1敗、もう少し具体的にいうとマー君の前にあと1敗するようなことがあると、間違いなくこのシリーズは詰む。
短期決戦で楽天が有利な展開になればなるほど、輝きを増していく無敗男・マー君の計り知れない価値。
だから、巨人にとっては、3勝2敗で仙台に行くことが絶対条件。この東京ドームで残り2戦は2連勝するしかない。
付け入るスキがあるとしたら、チャンスの場面でも代打を送らずにレイを2回1/3と引っ張るしかなかった楽天のリリーフ事情だろうか。
絶望的に打てない打線にも恐らくてこ入れがなされるだろう。
打てる気配のないロペス、由伸もスタメンから下げることになるだろう。
でも、それでも、慎之助だけは使わざるを得ない。
明日の巨人の打順を予想して思った。阿部だけは3番で使うしかない。
ロペスの代わりはボウカーでできる、由伸の代わりは矢野でできる(そういや去年は矢野の活躍がなかったら日本一になれなかったよな・・・)。
でも、慎之助の代わりは、誰もいない。それは単に3番正捕手ということだけではなく、巨人の扇の要として、である。
楽天の中心・田中が掴み、粘っこく繋ぐ打撃で引き寄せ続けている楽天の流れを、誰が巨人に戻せるのか?
それは、巨人の中心・阿部慎之助にほかならないではないか。
一つ目の巨人の野球は、一戦目で見せた救援陣を中心とした先行逃げ切り。
そして、もうひとつの巨人の野球は、阿部慎之助を中心とした打撃の野球。
慎之助の打撃が、打線全体を盛り上げ、いい影響が他の選手に波及し、打線に好循環が生まれる。
(反対に、今は、阿部が打たなきゃ誰も打てない、最大の強みが同時に最大の弱点になってる状態である)
巨人が勝つには、阿部慎之助を復調させてそれを狙うしかない。
不調の打者に拘れば、短期決戦では命取り。
そんなセオリーには反するけど、巨人は慎之助中心で勝ってきたのだから、拘るしかない。
今目の前に立ちはだかる楽天イーグルスと言うチームは、その慎之助が眠ったまま勝てるチームでは果たしてことは、ここまでの3戦で充分すぎるくらいにわかったのだ。
慎之助の調子が戻らなかったら、本当にそれまで。3戦目にして、そう腹をくくるとこまでは既に来ている。
必殺技はもうひとつ残ってる。絶望的な気持ちだけど・・・頼むぜ、キャプテン。
この3戦、巨人打線は縦変化の変化球にやられてきたが、明日のハウザーにはそれがない。
明日のハウザー先発の時が、慎之助が目覚める最後のチャンス。
コナミのCMでBase Ball Bearが歌ってるけど、状況はまさに映画化希望の絶体絶命。
大爆死でも大逆転でも、読売巨人軍の答えを出さなきゃいけない。
1日後の世界を変えてやろうぜ。
現実化希望の起死回生で、さぁ、ファンファーレをならそう。
輝く権利が、読売巨人軍にはある!
・・・目の前の床ばかり見てたら、気持ち悪すぎるほどの地獄が待ってるだけだ。
[10/30予想スタメン]
長野(中)
寺内(二)
阿部(捕)
村田(三)
矢野(左)
ボウカー(一)
坂本(遊)
亀井(右)
ホールトン(投)