名探偵コナン「絶海の探偵(プライベート・アイ)」

解説
人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版第17作。日本を揺るがす国家機密をめぐり、海上自衛隊イージス艦に潜入したスパイとコナンが繰り広げる攻防を描く。京都・舞鶴港沖でイージス艦の貴重な体験航海に参加していたコナンや蘭、小五郎ら。しかし、突如として周囲にごう音が響き、ほどなくして左腕が失われた自衛隊員の死体が発見される。現場にいくつかの不審点を見出したコナンは早速捜査に乗り出し、艦内に某国のスパイが潜入していることが判明する。謎の女性自衛官・藤井七海役で女優の柴咲コウがゲスト声優出演。(「映画.com」より)

【良かった点】
●コナンがありえない超人ぶりを発揮していなかった←妹はそれが不満だったらしい
●コナンの映画にありがちな「動機の割に犯罪のスケールがでかすぎる」というのがなかった
柴崎コウがうまかった。でも眉毛は違和感。
遠藤保仁がでていなかった


去年に比べればよかったです(ぅ・ω・)ぅ


・・・ただ、コナンでこうは書きたくないけど、ちょっときなくさい作品。


某国のスパイがイージス艦の情報を盗み出そうと画策しており、それによって日本の国防が危機に晒される」(しかも内部からスパイに情報を漏らす「売国奴」を伴って)


ぶっとんだ話ではなく、現実にありそうな話。しかも、今ホットな国防に関する話。


この国の政府は戦後一番右傾化していると言っても過言ではない自民党(首相は“ひげを生やせばヒトラー”の安倍)で、参議院選挙の争点に護憲・改憲があがり、中国では反日デモ&日本国内でも在特会を始めとした排外デモが起き、ちょっと西の方を見てみれば尖閣竹島問題がある。


ナショナリズム的にいろいろ敏感なこんな時期に、よくこんな映画上映したなと思って、少し嫌だった(制作はもっと前だし、偶然放映時期が被っただけなのかもしれないけど・・・)



ガッキーのドラマといい、自衛隊に親近感を持たせる狙いがあるのかな?と勘繰ってしまう。
いつかしんぶん赤旗が、日本原子力文化振興財団の「世論対策マニュアル」」を取り上げたことがあった(※)けど、それよろしく「子どもにも大人にも人気のアニメを使って、イージス艦のすごさを見せながら自衛隊を宣伝しよう」なんて意図も・・・。


・・・なんてのは下衆の勘繰りか(笑)


どうでもいいけど、海に落ちた蘭ちゃんをみんなで一生懸命探すシーンは、「(蘭ちゃんと同じ女子高生の)うちの妹が海におっこっちゃたら。。。」なんて思ってちょっと泣きそうになりましたけど、2年前に雪崩の飲まれたコナンをみんなで一生懸命探すシーン使いまわしだと気づいたら一気に冷めました(
監督も同じ人でした(





P.S.勇気くんのお父さんのことなんてさっぱり忘れてました(


原発推進へ国民分断、メディア懐柔 これが世論対策マニュアルしんぶん赤旗