自民は消去法による高支持率(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)

自民は消去法による高支持率(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)

衆院選に向け時事通信がまとめた選挙戦中盤の情勢調査によると、自民党小選挙区比例代表ともに優位に立っており、単独で過半数の241議席を上回る勢いという。衆院の全常任委員会で委員長ポストを独占した上、過半数の委員を握る絶対安定多数(269議席)の獲得が濃厚だ。

逆に、民主党は公示前勢力(230議席)から激減し、100議席を割り込む見通し。他の国内メディアが伝えた衝撃の2ケタ台という序盤の情勢調査と同様の結果が示されている。

「あくまで民主党への批判や第3極への失望で、自民党が積極的に支持されているわけではない」と自民党関係者は認める。民主党離れが加速していることに加え、日本未来の党日本維新の会など第3極への支持が広がらないことで、消去法による自民党支持が固まってきたようだ。

今回の総選挙は現行制度で過去最多の12党による争いだが、これまで開かれた各党党首による討論会は内容が深まっていない。特定の政策を支持する政党に投票しても、選挙の結果を受け「合従連衡」で集約されてしまえば、その政策自体が変質する可能性もある。そうした不安のない自民党を、「致し方なく」支持するのも無理はないだろう。

これは有権者が投票先を決められない要因にもなっているのではないか。NHKの情勢調査では、まだ投票行動を決めていない有権者が、3割超にのぼる。やはり3年前の前回よりも多いとみられている。

投票率が低下するとの見方も出てきた。衆院選は前回2009年が69.2%、前々回の2005年は67.5%と比較的高い水準となった。しかし、今回の総選挙は1996年、2003年並みに「60%を割り込むのではないか」と同自民党関係者はみている。

記者: 吉池 威


この後に及んで自民党を支持する人というのはもはや真正のマゾヒストだと思うのだけど、それだけ民主党に対する失望が大きかったということなんだろうか。
財界の関係者でもない「一般市民」(という言い方は好きではないが)が自民党を支持していいことがあるようには思えないのだけどな。


それにしても、「消去法で自民」だなんて、民主以外の反自民を掲げる各党は一体何をしているのか。このままつまらない自民-民主の2大政党制に対して手をこまねいて見ているだけなのか。
日本共産党あたりはこれだけ追い風が吹いていながら結局議席を減らして、また志位和夫が適当な言い訳を並べるのだろう)


自民党がダメなら民主党民主党がダメならまた自民党…こんな選択の仕方で何がよくなるのか。
カレー味のうんこかうんこ味のカレーかなんて選択をいつまでも続けるんじゃ、日本国民の生活が改善することは永遠にないでしょう。
俺はもっと見た目も味もいい料理が食べたいな。


関連ニュース:NHK世論調査 各党の支持率(NHK-2012年12月10日)