メンタルヘルスセミナー

先日仕事の関係でメンタルヘルスセミナーへ参加した。
主なテーマな「職場での鬱」。前半は講義と実際のコミュニケーション体験、後半はストレッチをメインとしたエクササイズ。


セミナーで一番なるほどと思ったこととは、「共感してくれる人」「いいストレスをくれる人(笑顔になれたり、元気になれたり、勇気がわいたりする刺激を与えてくれる人)」を自分の周囲に持つこと。
「いいストレス」を日ごろからいっぱい受けて、悪いストレス(通常言われるような、精神的につらいストレス)に負けない環境を作ることができる。
俺は、「これがあるからがんばれる」「この人が自分を受け止めてくれるから頑張れる」ということが日ごろ結構薄いのだけれど、もうちょっとこのへんを意識してみたいと感じた。


コミュニケーション体験は、二人組での対話および4人でのグループトーク
相手は大人の女性ばかりなので、ちょっと緊張。

対話は、「石になって(何か別の作業をしながら人の話しを)聴く」ことと「適度に質問を返しながら聴く」ことの両方を行い、それぞれを比較して、聴き手話し手がお互いに感じたことを話す。
「『石になって聞く聴く』なんて実際あるのだろうか?」と思っていたが、実は職場や家庭でも片手間で人の話を聞いてて、真面目に中身を聴いてあげていない事実がけっこう多いことに気付かされてショックだった。

一番充実していたのが、グループトーク
ひとりが回答者、他の3人が質問者となり、質問者がそれぞれ「その人をよく知るための質問」をし、回答者が返答→回答の内容ををもとに、質問者それぞれが回答者のいいところをあげていく・・・という形式。
人を褒めるときの俺のコメントが抽象的な内容なのに対し、彼女たちは話し手のエピソードを具体的に引用してうまく褒めてくれる。
家庭を持ってる方やお仕事で長く社会経験積まれている方々は、聞き上手だし、褒め上手。俺も見習わねば。
もうひとつ思ったのが、自分の場合、コミュニケーションにおける「意味のやりとり」の方にばかり意識がいってて、「感情のやり取り」(感情の共有)がうまくできてないことに気付いた。正直、自分って、他人の感じている喜怒哀楽にあまり想像が行かないことが多いことにも気付いた。これについてはまた記事を書くかもしれないい。



あと、エクササイズは、けっこう気持ちよかったけど、あのスクワットはきつかった。腰を落とした状態から、さらに腰を小さく上下させる・・・太ももとふくらはぎがかなりきつかった・・・。

翌日には筋肉痛・・・通勤に自転車を使っていて、けっこう脚は鍛えているつもりでいたが全然だったようだ。ちょっと続けてみようかな。


全体的にいろいろな発見があり、非常に面白かった(ぅ^^)ぅ
ひとつ思ったことが、「学生向けのメンタルへルスセミナー」ってできないだろうか?
この不況の中就職活動がうまくいかなくて、精神的な負担を感じている学生はすごく多いと思う。就職難を苦に自殺してしまう人だっている。
そういう人のためのセミナーができたらいいなと、ちょっと思った。