「カラマーゾフの兄弟」第7話(ぅ・ω・)ぅ

原作通り、ドミートリー満が容疑者に。



【涼の守りたいもの、そして、現実】
●涼「間違ったことをしているかもしれない。でも、守らなきゃいけないものがある。」

父親の部屋に忍び込み、杉卓工務店の訴訟に使う資料をパクる涼。そして、黒澤地所に火をつけようとしてた一郎を偶然発見します。
ところで警備員なんていたんですか、この家( 涼はやすやすと泥棒働けましたし、文蔵も何ものかにぶち殺されましたけど、こいつはゴミ捨て場の見回りしかしないんでしょうか(


涼は訴訟資料を焼却。これで杉卓工務店が訴えられることはなくなりました。勲は多分パソコンにデータを保存してるでしょうけど。


この件を黙秘していたために事件当時にアリバイがあったことを証明できなかった涼ですが、一郎から話を聞いた杉山の証言によって釈放されました。


しかし、「涼が訴訟資料の処分したことを警察に証言する=杉山は自身が違法建築に認める」ことになります。
相手を助けたつもりが、こっちが助けてもらった上に相手の立場を悪くしてしまった涼。


それだからか杉山と会話する涼を見る入江の表情がめっちゃ怖いです(笑)


胸中には、先日勲が涼に行ったような「現実」のことがあるのでしょう。
「あんた、そんな顔してるけど、これから先その親子がどうなるか考えてるの?」と。



杉山工務店は倒産でしょう。従業員は路頭に迷いますし、お母さんの手術代にも影響が出るでしょう。ひとり抜け駆けして警察に違法を訴えた杉山への町内での風あたりも強くなるでしょう。
勲も言っていたように黒澤地所と取引のある経営者達とそこの従業員はどうするのか?


涼の行動が、現実の結果としてこれらを引き起こしてしまいます。
これらの結果と涼はどう向き合っていくのか。そんな原作にはない展開も来週からの注目ポイントです。


「(違法行為を隠し続けたら)人間としてダメになる。(だから会社が倒産しても頑張りつづける)」という杉山の姿は、涼の言う「この世の希望」になるのでしょうか?



でも、文蔵さんの財産を涼が継いだらちょっとは解決しそうな気がするのは内緒です(ぇ



【満、逮捕】
文蔵の元に乗り込んだ満。
満は文蔵に久留美と別れてくれるよう懇願しますが、もちろん文蔵が承諾するはずありません。逆に文蔵の「久留美と結婚する」という言葉を引き金に文蔵に殴りかかります。
止めに入った小栗をもみ合ううちに階段から突き落としてしまい、小栗を殺してしまったと勘違いしてその場から逃げ出します。


逃げた先で会った久留美。誰も知らないところからゼロからやり直そう、というなぜかOKする久留美
留美がなんだか急に満に近づいてきました。別に文蔵から金をもらっているわけでもない上、満も無一文な現在、久留美が満を騙す必然性は薄そうです。
ここまでのやりとりのなかから満に久留美の心を開き始めるものものがあったのでしょうか? 「一瞬でも愛した瞬間があった」としたらどこでしょうか?


しかし、残念ながら、グルーシェニカと逃亡とは行かず、モークロエでムシャロヴィチに会うまでもなく満は入江に見つかって警察署へ。



今までの1〜6話のような回想みたいなこともありつつ、文蔵の爪の先の皮膚が決め手となり、満は逮捕。
逮捕状をつきつけるときの入江の顔がやばいです。


ところで、文蔵は殺してませんが、小栗の傷害事件もあって、どの道先行きの暗い満。過失であることは立証できるでしょうか。




【勲】
一度駅まで行ったのに烏目町に引き返した勲がどこにいっていたかといえば、母親の墓参りでした。
ホントかよ。
でも、来週その回想シーンがありげです。


勲と話すときの入江の顔がいつにもましてやばいです。というか今日の入江の顔のこわさははんぱないです。




【今週の真犯人・末松】
「町の人もみんないってます」ってあんたさっき病院から戻ったんじゃないの?いつ町の人の話なんか聞いたの?けっこう時間あったの?
「文蔵に殺意があったのは満だけじゃない」とわざわざそんなの言わなきゃいいのに。



【次回予告】
ついに久留美と加奈子、グルーシェニカとカテリーナが接触です。勲と加奈子、イワンとカテリーナの距離も近づくようです。


しかし、一番の見どころは、留置所で勲が満を怒鳴りつけ、「お前、親父にそっくりだな」と言われるとこでしょうか。


「あなたの手から自由になりましたよ」・・・文蔵の死の晩、そうつぶやいた勲だが、しかし、彼には確かに黒澤の血が流れている…!




P.S.文蔵の死を悲しんでくれてるのは、わかる範囲では小栗だけでした(