「カラマーゾフの兄弟」2話(追記)

[2013.1.22加筆]

今日は、刑事による勲の尋問を通し、学生時代の勲のこと、母の自殺に関して思っていること、文蔵の仕事を手伝い始めたことなどの主に勲のことが描かれた回でした。


大審問官かと思われた勲の小説は、涼にお披露目されるわけでもなくこんなかんじで刑事の目の前に。これはまるで、ドミートリ−の裁判中にカテリーナが公開した「犯行予告」の文章のような扱いである。
ここから勲は殺意のなかで狂っていってしまうのでしょうか?
原作とは少し違うけど、この殺意を文蔵殺害という形で誰かに託してしまい、その罪悪感で苦しむのか?



スネリギョフこと杉山卓郎は演技がなんか微妙・・・。
ともあれ、このドラマでの黒澤家と杉山親子との関係がこれで見えてきました。スネリギョフにはドミートリーではなくイワンが絡むご様子。


コーリャ・クラソートキンたちは出てくるのかなぁ・・・恐らく「第2の小説」をドラマ版で描かないと思うので、コーリャたちを出す意味が希薄な上、そもそも出したら尺が足りなくなると思うので多分出ないかな。
ぶっちゃけイリューシャこと杉山の息子が最後に死むのかすらまだわからないし、ドラマはドラマでアリョーシャとイリューシャの関係に決着をつけるのでしょう。


3話の予告動画やあらすじを見ると、満が自白してたり(!)、刑事に尋問されて取り乱してたり、何か変な事件を嗅ぎまわってたり、彼の生い立ちに触れられてたり、と来週は満の回のようです。
だいぶ気になる描写がいっぱいですね。満の自白シーンが気になりますが、ここからドミートリーの誤審ならぬ満の冤罪につながっていくのかな?
このドラマ独自の視点で冤罪問題についても言及するのだろうか。


今週が勲、来週が満、・・・というと再来週は涼の回でしょうか。今のところ二人に比べて明かされている部分がまだ少ない涼の回がすごく楽しみだったりはします(笑)
4話までで3兄弟のそれぞれに焦点があたっていくようです。


それにしてもスメルジャコフこと末松はあんなに影が薄くて今後大丈夫なのか・・・。
勲に久留美のことを話したときの顔にちょっと雰囲気があって期待したけど。。。