「カラマーゾフの兄弟」1話予告動画

「カラマーゾフの兄弟」フジテレビ公式サイト



だんだん詳細が公開されてきました。(グルーシェニカは仮面ライダー555の真理ちゃんですか!?)


予告動画が公開される前は「黒沢文蔵が殺される発端になったと言われた家族会議」というのは、上巻第2編の「場所柄もわきまえぬ会合」ことかと思っていたのですが、
予告動画を観てみるとどうも違うようです。


場所は修道院(この作品のアリョーシャは大学生だから、修道院じゃなくて大学か(笑))ではなく、黒沢家の邸宅ですし、同席しているのもゾシマ長老らではなく下男ふたりです。
フョードル殺害容疑をかけられるのも、原作のようにドミートリーのみではなく、兄弟3人ともなので、ゾシマがドミートリーの足元にお辞儀をするシーンなんかもないのでしょうし。


フョードルこと黒澤文蔵が3兄弟に対してどんな態度でいるのか、文蔵に対して3兄弟はどんな思いでいるのか…ということがメインに描かれるのかな?


ひょっとすると、上巻第3編の「みだらな人たち」とミックスされる予感がします。
ここでドミートリーこと満が文蔵をぶちのめすのかも(スメルジャコフが偉そうにしゃべったり、神や不死の存在についてのフョードルがイワンやアリョーシャに問うシーンなんかはなさそうですが)。


原作は、主に3日間くらいの出来事が描かれる感じですが、このドラマの構成は

1.文蔵殺害がのっけにあって、その後、3人が容疑をかけられながら原作を元にした出来事に遭遇(ゾシマの死とかイリューシャとの出会いとか)しつつ、謎解きの要素を入れたり犯人捜しをしたりしながら、3人の最終的に事件解決。


2.作品全体が、「家族会議から文蔵殺害に至るまでの2週間の回想+文蔵殺害後の犯人探し」という形。
家族会議⇒文蔵殺害までの2週間に、原作を元にした出来事に3人が遭遇し、そこから文蔵殺害の動機と考えられる心情がそれぞれの中に生まれていく⇒(文蔵殺害)⇒犯人探し⇒事件解決。


のどっちかになると予想してみる。(間違ってても責任は負いません(笑)
ぶっちゃけ「3兄弟が容疑者になる」という点にスポットが当たりすぎて、原作の真犯人・スメルジャコフがどう絡んでくるのかわからない。
スメルジャコフ役、もっと影のある雰囲気の人かと思ったら、けっこう好青年だし・・・。
スメルジャコフこと末松がめっちゃちょい役だったらやだな・・・(ぅ;^ ^)ぅ


・・・だんだん「カラマーゾフの兄弟」じゃなくて別のタイトルをつけた方がいいような気がしてきたな・・・。


ともかくドラマ版「カラマーゾフの兄弟」、ついに来週から放送開始です(ぅ・ω・)ぅ


…P.S.あと、開始11時何すか・・・てっきり9時かと思ってたけど、深夜帯ってことはそこまで大きな扱いじゃないんかしら・・・。


…P.S.2.上記日本語訳は集英社の世界文学全集の米川和夫訳の引用。亀山郁夫訳では、それぞれ1巻「場違いな会合」「女好きな男ども」)