日本シリーズ第5戦 巨人●2-4◯楽天

事実上の終戦です。


巨人は、技術、勢い、メンタル全ての面で、終始楽天を上回ることができませんでした。
最後まで自分たちの野球ができなかった。


楽天はみんな強いな。打席に入った選手全員から、気合い、繋げる、打てるオーラを感じた。

主軸がコンディション作りに失敗し、気持ちでも負けている今の巨人には勝てる要素がありませんでした。


まさしく完敗です。




東北楽天イーグルス。日本一おめでとうございます。

日本シリーズ第3戦 巨人○6-5●楽天(ぅ・ω・)ぅ

最低限。これでイーブン。まずはノルマひとつクリア。


同時にこれで良かったのか?という思いもある。
このシリーズで一番相手投手の格が落ちるこの試合においても、巨人打線は、本調子を取り戻すことはできなかった。


特に、慎之助・ロペス・坂本の3人は、まるできっかけもつくれないまま今日の試合を終えてしまった。



結局のところ、今日の勝因は、楽天投手陣の自滅だ。
ルーキー・宮川投入から始まった星野さんの継投ミスを皮切りに、小山、長谷部とイマイチ安定しない楽天中継ぎ陣の苦しい台所事情が明らかになった。
5投手で合計12四死球という燦々たる内容。



にも関わらず、そんな楽天投手陣相手にしても巨人打線の主軸は、本来の打撃をすることができなかった。
これだけサービスをしてもらってわずか(といっては難だが)6点。シーズン中なら二桁得点を上げていてもおかしくないはずの相手の内容である。


制球定まらず今にも崩れそうなハウザーから村田のタイムリーのみの一点しか取れず、独り相撲状態の宮川を攻め立てて掴んだ4回無死満塁のチャンスでも、小山相手に坂本・村田が倒れ、慎之助の微妙なバッティングの犠牲フライの1点しか入れることができなかった。
7回の1死満塁のチャンスでも慎之助・村田は凡フライを打ちあげてしまった。
(糞みたいな内容のハウザーを打ちあぐね、ゴミホールトンが2回に藤田にタイムリーを浴びて追加点を取られた瞬間、初回AJに3ラン喰らって喪失しかけてた希望が一気に吹っ飛んだね、実際)


伏兵・松本&亀井が必死の思いで喰らいついて塁に出て、シリーズの中では比較的好調と言える長野と寺内(彼も今までは伏兵と思われていた)の1・2番コンビが揃ってチャンスをものにできたこともあり、今日は勝つことができたが、この状態で田中と則本相手に勝てるかと言えば・・・それは難しいだろう。


相手のミスでたなぼた的に今日勝つことはできた。
しかし、このシリーズ全体の流れを掴み取れるチャンスまでもらえたにも関わらず、それ果たし得なかった。



さて、まだこんな状態なのに、明日則本を迎えなければならないのか・・・と思っていたら、実はもう一度だけ立ち直るチャンスがあるようだ。


則本かと思われた明日の先発は、なんと辛島。田中&則本の2枚看板は、しっかり中6日を空け、仙台2連戦に持ってくることにしたようだ。


これで、東京で2勝1敗のハードルはぐっと下がった。
加えて、則本・田中が待つ仙台に行く前に、打線の調子を取り戻すチャンスが最後にもう一回だけ訪れた。


慎之助はここで本当に何かきっかけをつかみたい。村田にも、もう一本欲しい。


それから、今日の殊勲打者だった上記の4人も調子が持続してくれることを期待したい。
既にシリーズ4打点の長野はこの調子が維持できれば、MVPの候補にも名前が挙がるだろう。
ヒーローインタビューで寺内が声を張り上げ、笑顔を見せる姿を見て、本当にうれしかった。


松本と亀井は今日の力強い粘りで、また明日スタメンで躍動してくれるだろう(問題は何番で使うかだが・・・)


投手陣も、明日は去年のMVP内海に期待が持てそうだ。
今村は今日も良かったし、マシソンの登板過多ぶりが少し気にはなるけども、山口&マシソンも今日は安心感があった。
(ところで沢村は1イニングのみだけどすごいけど回をまたいだ途端おかしくなるね、このシリーズ(ぅ;^ ^)ぅ)
もちろん、こちらに逆転されたのちすぐさま追いついてきた楽天打線を侮ることはできないが。


明日の試合で、どうか仙台でも充分戦える希望の光が見えますように。



[10/31予想スタメン]
松本哲(中)
寺内(二)
長野(右)
阿部(捕)
村田(三)
亀井(左)
中井(一)
坂本(遊)
内海(投)


好調の長野は1番から動かしたくないなぁ・・・でも、考えたくもなかった事態だが、そうでもしないと3番(ないし慎之助村田を3・4番にするなら5番)がいない状況ではある・・・。



P.S.川上哲治さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

P.S.ちなみに仙台に則本&田中を持ってくると昨日好投した美馬が2回先発できない。
昨日慎之助に強襲ヒットを喰らった影響が出て、7戦目に美馬を使うという楽天のローテが狂ったなんてことがあるのだろうか? そうだったら、あの強襲ヒットが何かの伏線と捉えることもできなくはないけども・・・。まぁそれでも美馬は仙台でリリーフ待機するでしょう。
それより不調の杉内を7戦目に使わなきゃいけないこっちの事情はかなりやばい。

P.S.3.ところで、三度の飯より女好きこと坂本勇人はもうまるで打てる気がしない。打席にいるときに打てる雰囲気が全くない。
打てないから四球で出てみてば、なんと牽制タッチアウトのうんこっぷり。
それでもこの男を使わざるを得ないのは、巨人の苦しいショート事情。キャッチャー阿部の代わりがいないように、ショート坂本の代わりもいなかったりする(一応寺内がショート守れるけど、セカンドで好調を維持している選手に、守備位置変更で余計な負担をかけたくはない)。


このシリーズ、坂本の代わりに唯一活躍できる可能性があるとしたら、それはうんこ古城だが、彼はもう巨人にいない。引退しないでほしいと思えども、彼はこの日本シリーズには出れないのだ。残念無念。
少なくとも、坂本は明日は三番からは下がるだろう。

日本シリーズ第3戦 巨人●1-5○楽天(ぅ・ω・)ぅ

おいおいおいおいおい、ウソだろ、おい? 



どーなってんだよー、なんだってんだよー?




則本相手は、ワンチャンスをものにして点をもぎとれた。
田中相手は、盛り上がるチャンスは2回はあった。



じゃあふたりより格が落ちる投手が出てくる東京ドームは、もっと点が取れるでしょ!



そう思った? 思ったでしょ?



ざんねーん。


        .┌┐
        / /
      ./ / i
      | ( ゚Д゚)< そんなバナナ よしもとばなな
      |とi  |う
      |  i  i
      \_ヽ_,ゝ
        U" U








おいおいおい、まだ田中や則本を相手にしたときに方が勝てる気がしたぞ?


テレビを見れば、楽天のいいとこしか映ってない。とにかく巨人のいいとこなんてなんもない。


簡単には凡退しない粘り、繋がる打線、積極的な走塁で、計13安打。毎回塁上をにぎわす楽天のランナー。まるでこちらを楽にさせてくれない楽天打線(いや、小山と今村はマジでがんばったよ)
反対に、策もなく淡白な打撃を繰り返して繋がらない打線に、三振と大きめのフライを繰り返すのみの中軸。4点差が10点差に感じるくらい重い。


笑顔がはじける楽天ベンチ。お通夜かと見まがうような巨人ベンチ。




「仙一のためならエンヤーコラ」と楽天先発・ミマさんの手から放たれるのは、魔性のカーブ。
フラッシュバックするのは、巨人打線のバットがくるんくるんした08年日本シリーズ。西武・岸のあのカーブ。


「えっ、あの時、そんなのなかったじゃん? 俺達、交流戦でミマさんから6点とってたんだぜ?」


とまどう巨人打線。岸の時と同じく、ローテの1・2番手ではない投手から喰らう思わぬ一撃。



こちらの先発といえば、日本シリーズ4戦3勝の優勝請負人・杉内俊哉がまさかの2回途中4失点降板。
投げるボールがほとんど終わってる。あんな杉内は初めてだ。ベンチで号泣の俊にぃ。



普通に打てないのなら物理攻撃でマウンドから引きずり下ろすしかないとばかりに、慎之助がミマさん本体にダイレクトアタック。
これで流れは変わるか、はたまた不格好でもシリーズで1本ヒットが出た慎之助が勢いづくかと思われたが、続く顔だけローンレンジャーと化したレイからおよそ得点できるとも思えない淡白な打撃を繰り返すのみ。


得点は二岡のライターでチ○毛に火がついた矢野のソロの一点のみ。







巨人打線は、本日は、慎之助、ロペス、由伸に今日は村田まで当たりがストップ。


逆シリーズ男(どころか逆ポストシーズン男)まっしぐらのロペス。
由伸は、一昨日の6回に田中相手に配球完ぺきに読んで四球で出た時はちょっと雰囲気あったんだけども・・・今日はまるで合わず3三振。


いろいろな意味で一番深刻なのは慎之助。
則本と田中の警戒ぶりで見ているこちらも騙されてしまっていたが、実は慎之助が完全に安全牌と化していることがこの第3戦で白日の下にさらされてしまった。
およそ昨年の日本シリーズを決める決勝打を放った男を同一人物とは思えないくらいに振りが悪い。




負けて悔しいというかそれ以前に、何もできない。「こら負けるわ・・・」と、ボーゼンとするしかない。





ともかく、東京であと1敗、もう少し具体的にいうとマー君の前にあと1敗するようなことがあると、間違いなくこのシリーズは詰む。
短期決戦で楽天が有利な展開になればなるほど、輝きを増していく無敗男・マー君の計り知れない価値。



だから、巨人にとっては、3勝2敗で仙台に行くことが絶対条件。この東京ドームで残り2戦は2連勝するしかない。
付け入るスキがあるとしたら、チャンスの場面でも代打を送らずにレイを2回1/3と引っ張るしかなかった楽天のリリーフ事情だろうか。



絶望的に打てない打線にも恐らくてこ入れがなされるだろう。
打てる気配のないロペス、由伸もスタメンから下げることになるだろう。


でも、それでも、慎之助だけは使わざるを得ない。



明日の巨人の打順を予想して思った。阿部だけは3番で使うしかない。


ロペスの代わりはボウカーでできる、由伸の代わりは矢野でできる(そういや去年は矢野の活躍がなかったら日本一になれなかったよな・・・)。
でも、慎之助の代わりは、誰もいない。それは単に3番正捕手ということだけではなく、巨人の扇の要として、である。



楽天の中心・田中が掴み、粘っこく繋ぐ打撃で引き寄せ続けている楽天の流れを、誰が巨人に戻せるのか?



それは、巨人の中心・阿部慎之助にほかならないではないか。



一つ目の巨人の野球は、一戦目で見せた救援陣を中心とした先行逃げ切り。


そして、もうひとつの巨人の野球は、阿部慎之助を中心とした打撃の野球。
慎之助の打撃が、打線全体を盛り上げ、いい影響が他の選手に波及し、打線に好循環が生まれる。
(反対に、今は、阿部が打たなきゃ誰も打てない、最大の強みが同時に最大の弱点になってる状態である)


巨人が勝つには、阿部慎之助を復調させてそれを狙うしかない。



不調の打者に拘れば、短期決戦では命取り。
そんなセオリーには反するけど、巨人は慎之助中心で勝ってきたのだから、拘るしかない。


今目の前に立ちはだかる楽天イーグルスと言うチームは、その慎之助が眠ったまま勝てるチームでは果たしてことは、ここまでの3戦で充分すぎるくらいにわかったのだ。
慎之助の調子が戻らなかったら、本当にそれまで。3戦目にして、そう腹をくくるとこまでは既に来ている。



必殺技はもうひとつ残ってる。絶望的な気持ちだけど・・・頼むぜ、キャプテン。


この3戦、巨人打線は縦変化の変化球にやられてきたが、明日のハウザーにはそれがない。
明日のハウザー先発の時が、慎之助が目覚める最後のチャンス。




コナミのCMでBase Ball Bearが歌ってるけど、状況はまさに映画化希望の絶体絶命。
大爆死でも大逆転でも、読売巨人軍の答えを出さなきゃいけない。


1日後の世界を変えてやろうぜ。


現実化希望の起死回生で、さぁ、ファンファーレをならそう。


輝く権利が、読売巨人軍にはある!



・・・目の前の床ばかり見てたら、気持ち悪すぎるほどの地獄が待ってるだけだ。




[10/30予想スタメン]
長野(中)
寺内(二)
阿部(捕)
村田(三)
矢野(左)
ボウカー(一)
坂本(遊)
亀井(右)
ホールトン(投)

日本シリーズ第2戦 巨人●1-2○楽天(ぅ・ω・)ぅ

今日は田中を打てなかったことに尽きる。「田中で勝つ」。今日はそんな楽天の野球をやられて負け。


しょうがないさ。この負けは想定内。1勝1敗で東京ドームなら最低限だよ。
無敗男・田中に勝てたら、すごくかっこよかったし、シリーズもらったもんだと思ったけど、話はそうはうまくいかない。


チャンスがなかったわけじゃない。でも、チャンスの時も巨人打線は田中に上回られた。そんな印象。
6回表2死満塁でロペスに投じたインハイのストレートは恐らくメジャーリーガーでそうは打てない。


阿部と由伸の時は田中がちょっと投げづらそうだったので、チャンスでふたりに回せたらよかったのだが・・・次に田中に当たった時は、このふたりがキーマンになるでしょう。
特に、6回表にうまく配球を読んでいたという希望を残した由信には期待しています。


それにしてもロペスは、田中のあの球は打てないとはいえ、昨日と合わせて8打数無安打とヒットを打てる気配もないブレーキぶりは・・・とても厳しい。このままでは逆シリーズ男である。
第3戦は坂本か亀井と打順の入れ替えがあるかもね。いや、ファーストということでボウカーと入れ替えか・・・?(さすがに原さんもそこまですぐにはあきらめないかな?)



こちらの先発・菅野が中盤になってコントロールミスが増えたのは、恐らくフォークの多投の弊害でしょう。
CSではものすごい武器にもなったけど、今日はフォークの諸刃の剣の部分が出てしまった。握力は消耗するし、指先の感覚に違和感は出る。
昨日のゴロキング・銀次をヒーローにしてしまった真ん中のスライダーがその象徴。


とはいえ、則本ほどではなかったけど、ここまで試合を作ったのだから今日はこれでよし。
これからこの経験が生きてくるでしょう。



残念だったのは、8回に守備で連携ミスがあったこと。
ダブルプレーを狙った村田は間違ってないんだけど、まさかトリックプレーにひっかかるのが、相手のランナーではなく自分の隣にいた坂本だとは思いもよらなかったろう(ぅ;^ ^)ぅ
「何でサードに投げないんだよ!?」と思ったら、完全に判断ミスしていたらしい・・・頼むよ、坂本…(ぅ;_ _)ぅ


そんな味方のバックにもめげず、1死1・3塁を連続三振で切り抜けたマシソンもすごいんだけど・・・最初からそれやってくれないかな?(ぅ;^ ^)ぅ お前の力を持ってすればそう難しいことじゃないだろう。四球連発ではちょっと落ち着いてみていられない。 



あと、森塁審の誤審が騒がれているけど、あれはもうしょうがないでしょう。
あの誤審がなかったら点差は開かず、田中の寺内への気の緩んだ一球はなかったわけで、即ち寺内のホームランはなかった。


1点差のままならもっと慎重になっていた田中を相手にしていたはずなんだから、誤審がなかったら勝てたわけでもない。
これはこれでいいのだ。相手は田中、負けて元々。





見ごたえのある日本シリーズがまだまだ続くよ。


素敵じゃないか。


誤審くらいでちょうどいいさ。


昨日ポップフライ職人だった寺内が寺内が、ヒットだけじゃなく、ホームランを打つまでに奮い立ったんだ。


この2日間の巨人打線なら、美馬も辛島もリリーフ陣も怖くはないさ。


さぁ火曜日には、俊にぃが東京ドームで待ってるぜ。その次にはパリーグ最多勝日本シリーズMVPが待ってるぜ。


3つ取って、最後には俺達が日本一になるんだ。


素敵じゃないか。






P.S.ホクトのCM流れる頻度がちょっと落ちた気がする。

日本シリーズ第1戦 巨人○2-0●楽天

やあ、勝ったよ。まるで勝ったような気がしないけど、巨人が勝った。本当によかった。


表面的なところだけ見れば、巨人が勝ったとは思えないくらいだ。


則本は、剛速球の伸び・多彩な変化球のキレともにも良く、三振やポップフライを繰り返す巨人打線にとってはほとんど手が付けられないように見えた。
一方の内海もスコット鉄太朗も、楽天の打者相手に毎度粘られ、毎回のように複数のランナーを出し、得点されそうになった場面も1度や2度ではない。


しかし、終わってみれば、先制したのは巨人打線であり、巨人投手陣がその少ない得点を守りきり、シーズン通りの「勝ちパターン」である先行逃げ切りを成し遂げた。
逆に、楽天は、要所で中軸に後1本が出ず、守備陣の一瞬のほころびををきっかけに、則本が数少ないピンチを守れず、敗戦となった。



セ・リーグの巨人が危なっかしくも王者の野球で先勝。すっごくハッピー。


そんな試合を巨人ファン目線で振り返ってみましょう(ぅ・ω・)ぅ

まずは、ランナーを出しながらも持ち前の粘りで誰一人としてホームに帰さずゲームを作るという役割を全うした内海。
AJとマギーへの序盤の逃げっぷりには、去年の中日とのCSでの対ブランコ配球を思い出して頭がくらくらしたけど、要所で三球三振に抑えるあたりはさすが(最初からそれをやってくれというのはダメな願いなのか)


守備にも大いに助けられたところがあった。
寺内と亀井はポジショニングも良かった。
寺内は、ほとんどのゴロが正面に飛んでくるところにいつもいて、無難に捌いていた。最後のゲームセットの打球処理も見事。セカンドが脇谷や藤村ではなく寺内で本当によかった(西村劇場のあれだけ除けば)。
亀井は、きわどいレフトライナーを難なく候補できる場所にいたし、何よりも抜ければ同点と言う大飛球を好捕するスーパーファインプレイ。


忘れてはいけないロペスも、ゴロの好捕連発に、5回の守備では松井を3塁で刺す好判断。


あの5回のバスターエンドランはかなり焦ったけど、原さんが「わが軍にツキがあった」と言った通り、本来は投げてはいけないはずの坂本の送球が、“幸運にも”本塁側にそれたおかげで、ロペスが前に出て捕球し、セカンドランナーの松井をアウトにするチャンスを呼び込んだ。
普通ならミスだったはずのものが、相手の逆転の目を潰すスーパープレイになったという意味で、シリーズの行方を左右するワンプレーだったと言えるかもしれない。


シリーズの行方を左右すると言えば、前述の8回裏の亀井のフェンス際のジャンピングキャッチは本当にすごかった。打球を見た瞬間、頭の中は既に2−3になっていた。
あのプレーで山口も巨人もどれだけ救われたかわからない。


先制点につながる二塁打まで放った亀井からは、いわゆるシリーズ男の気配まで漂ってきた。
(反対に、アンラッキー連発松井稼は逆シリーズ男かもしれない)



打撃陣は、則本に翻弄されながらも、数少ないチャンスを活かして2得点。
則本はランナーを出すとちょっと危なっかしくなるね。2回は坂本のヒットからピンチを招いたし、5回もエラーから悪い流れを止められず先制を許した(このエラーも巨人には幸運だった)。
もう一度このシリーズで則本にあたるとしたら、「まず1人でて、ワインドアップで気持ちよく投げさせない」ことが最大の攻略法になるだろう。


長野に打たれた外角直球は、どうしてスライダーかフォークじゃなかったのか気になる(巨人にとっては大助かりだったけど)。ここまで巨人打線を封じこめていた則本にしては不思議なくらい甘めのボールだった。
でもそこは、その甘いところをを逃さなかった我が巨人軍の年間最多安打男を褒めましょう(ぅ´∀`)ぅ



さらに、喉から手が出るほどほしかった追加点は、ここまでチャンスで凡退を繰り返していた村田のホームラン。
深夜に見た「すぽると!」で、解説の石井一久「(このホームランは)則本は直前の阿部への直球に酔いすぎた。『ここはオレがやってやる』という気持ちが出すぎた」ためだなんて言ってたけど、確かに石井の言うとおり、阿部の完全に封じ込めた後、「俺が俺が」とストライクの直球での勝負を急ぎ過ぎてる雰囲気が、テレビの画面からも伝わってきていた。


そんな則本の「若さ」を見事にホームランという形で打ち砕いた村田。さすがストレートに強い。
打った後、すごくうれしそうな顔をしていて、みているこっちも嬉しかった。


そういえば再三の紹介で恐縮だが、あの亀井のスーパープレイも、このホームランで2点差になったおかげで、同点阻止の長打警戒で外野手がうしろに下がっていたために生まれたものなのだから、「攻撃は最大の防御」だなんて格言を思い出さずには言られない。



さて、巨人は最後はシーズン通り内海を6回で下げ、スコット鉄太朗を投入。
「巨人は、この3人で日本シリーズも勝つぜ!」という継投。
内海はまだ投げられただろうけど、この3人の力なくしては日本シリーズは取れないので、この3人で勝つ形をまずつくろう。その意味では間違ってない
内海は85球しか投げずに中4日で第5戦を迎えられるのだし、これでいい。


・・・いいんだけど、鉄壁のスコット鉄太朗がこれまたランナーをふたりずつ出すヒヤヒヤの展開。
マシソンは粘られてかなりの球数を投げさせられ、山口はあわや同点かという大飛球を打たれ、西村は寺内のアシストも加わっていつも通りの劇場。


彼らは登板間隔が開いたから試合勘が鈍っていただけだと信じたい。
日本シリーズだし、そうそう簡単に抑えさせてはくれないだろうけど、それでもこの3人がいつまでもバタバタしてると巨人はキツイ。
ひょっとすると楽天をまねて、内海や菅野ら先発投手陣をリリーフで使う場面が出てくるかもしれない。



さて、本日がこのシリーズ最大の山場。無敗男・田中マー君の登場である。
好機は則本より少ないだろう。そのチャンスでしっかり点を取れるかどうか。
まるで打てそうにない寺内を8番に下げ、シーズンでもあったようにラッキーマン・亀井を2番に据えるのはどうだろか?


今日田中に勝てたら、それだけでこのシリーズは勝ったと言っていい。
CSでマエケンに投げ勝った菅野に賭けたい。大事なのは簡単に先制を許さないこと。



それにしても昨日は見ていて本当に疲れた。緊張の連続、しんどい試合だった。観終わった後、15分くらい椅子から立ち上がれませんでした。


見ごたえのある、充実したシリーズになりそうだ。



P.S.どうでもいいけど、日本シリーズの途中で流れた要潤のホクトのCMが完全にアウト。

9/7(土)新宿 marble「ラックライフpresents『Good Luck SP』」

nano.RIPEラックライフのツーマンでした。主催はラックライフ側。なのでお目当てのnano.RIPEは前半のみ。

nano.RIPE
1.スターチャート
2.うつくしい世界
3.ツマビクヒトリ
4.15秒
5.ページの中で
6.フラッシュキーパー
7.面影ワープ
8.ノクチルカ
9.サクゴエ
10.リアルワールド
11.影踏み
12.ハナノイロ

ラックライフ
君のこと
テイクオフ
ノローグ
その手この手
そんな世界になればいい
story
etc...(あとは覚えてません・・・)


nano.RIPEの12曲は大満足。ワンマンに比べて少ないけど、全部の曲が大好きだったので最高に楽しめました。


5月のワンマンで体調があまりよくなかった反省を活かして、今回はうまく整えて参加することができましたし。
モッシュにもうまく対応できた。ワンマンではひたすらきついだけだったモッシュが今回はここちよかった。(モッシュの強さがワンマンほどではなかったのもあるけど。モッシュの強さ的には、ワンマン>今回>千葉・仙台的な感じ)


それにしても速いセトリだ(笑) 遅い曲が「ページの中で」しかない・・・。みんなが元気過ぎて、歌いすぎて、最後の曲の予定(恐らく「架空線」)が変更されたくらい(笑)


おかげで動きすぎて汗をかきまくって、Tシャツとスポーツタオルが風呂に入ったあとみたいにずぶぬれになってしまったのにはびっくり。
乳首がスケスケだったのには我ながら引いた(笑)


でも、それだけ楽しかったという証だから、これでいいんでしょう(笑)



ラックライフyou tubeで予習したところあまり好きなタイプではないかと思ったけど、ライブになったらがらっと印象が変わった。
バンドメンバーひとりひとりのキャラクター(特にPONさんとドラムの人のいじられキャラ(笑))が魅力的だし。
ボーカルが全身全霊で歌に気持ちこめている姿を見て、きみコさんのいう「すごく伝わるライブ」というのが、わかった気がします。


あと、サビの前でみんなでピースサインつくる曲がとても楽しかった。



またラックライフのライブに行ってみたいですね(ぅ・ω・)ぅ

モンスターズユニバーシティ

解説
ピクサー・アニメーションの人気作「モンスターズ・インク」(2001)の12年ぶりとなるシリーズ第2作。学生時代のサリーとマイクがいかにして出会い、怖がらせ屋のコンビを結成することになったのかを描く。幼い頃から怖がらせ屋になることを夢見ていたマイクは、努力の果てに難関を突破し、モンスターズ・ユニバーシティ怖がらせ学部に入学。しかし、怖がらせ屋になるには、見た目がかわいすぎるという致命的な欠点に悩まされる日々を送る。そんなある時、マイクは、名家の出身で怖がらせの才能にあふれたサリーと出会う。マイクはサリーをライバル視するが、自信に充ち溢れたサリーはマイクを見向きもしない。夢をあきらめないマイクは、「最恐の怖がらせ屋」を決める怖がらせ大会に出場するが……。(映画.com)

「モンスターズユニバーシティ」公式サイト


とても面白い映画でした(ぅ・ω・)ぅ 
子供向けと言うことでストーリーもわかりやすくて、笑える場面もいっぱいあったので、気楽に楽しく見れました。


手に汗握る「怖がらせ大会」優勝フィニッシュで気持ちよく終わると思ったら(少しうるっとしてました(笑))、それが実はサリーの反則だったことが判明。
「それはないじゃん、マイクかわいそうじゃん」と感動に水を差されたウーズマカッパの面々のような気分でいましたが(笑)、そんなアップダウンからの最後のアップ、ふたりの協力で窮地を脱するクライマックスはとても引き込まれました。


誰よりも努力していたマイクが最後まで怖くなれなかったのは少し残念だったけど、逆に知恵のマイクとパワーのサリーの名コンビが輝くのかもしれません。



俺はこの映画の中でもこいつが大好き(ぅ・ω・)ぅ
5つ目の顔だけじっと見てるとすごくキモイんだけど、こいつが動いてる姿はなんだかキモ可愛いくておもしろい。


光るウニを飲み込んだシーンは笑いがとまりませんでした( ←妹いわく「恥ずかしいくらい笑っていた」とのこと(



P.S.ナメクジ・・・(ぅ;-∀-)ぅ